ゴジラ映画全22作
17. ゴジラVSビオランテ
GODZILLA VS BIOLLANTE
1989年12月16日封切 上映時間1時間45分
カラー・ビスタビジョンサイズ(パナビジョン)
動員/200万人
<スタッフ>
製作/田中友幸 監督・脚本/大森一樹 プロデューサー/宮山省吾 撮影/加藤雄大 照明/栗木原毅美術/育野重一 音楽/すぎやまこういち
[特殊技術]特技監督/川北紘一 撮影/江口憲一 協力撮影/野沢善夫 照明/斉藤薫 特美/大沢哲三、長沼孝 操演/松本光司 特殊効果/渡辺忠昭、久米攻
<出演者>
桐島一人/三田村邦彦 大河内飛鳥/田中好子 黒木翔/高嶋政伸 三枝未希/小高恵美 権藤吾郎/峰岸徹 大河内誠剛/金田籠之介 白神源壱郎/高橋幸治 白神英理加/沢口靖子(特別出演) 山本技術部長/永島敏行(友情出演)
●VSシリーズ開始
 前作から4年間のブランクを経て製作されたのが、この作品である。せっかく復活したものを再び埋もれさせてしまうには、ゴジラというのはあまりに惜しいキャラクターだった。そこで東宝は、新作ゴジラ映画の原作を一般公募。その結果、『ゴジラVSビオランテ』が誕生し、VSシリーズの慕が開くことになる。
 1984年の『ゴジラ』が政府の視点から描かれていたのに対し、こちらは自衛隊そのものの視点から措いているため、観客にもゴジラ対策の実際がよりストレートに伝わり、対ゴジラのシミュレーション映画のような趣さえある
 内容的にも、バイオテクノロジー、超能力少女など、時代を反映したものを取り入れている。