ゴジラ映画全22作
18. ゴジラVSキングギドラ
GODZILLA VS KINGGHIDORA
1991年12月14日封切 上映時間1時間43分
カラー・ピスタビジョンサイズ(パナビジョン)
動員/270万人
<スタッフ>
製作/田中友幸 監督・脚本/大森一樹 プロデューサー/宮山省吾 音楽/伊福部昭
[特殊技術]特技監督/川北紘一 撮影/江口憲一、大根田俊光 照明/斉藤薫 特美/大沢哲三 造型/小林知己 操演/松本光司 特殊効果/渡辺忠昭
<出演者>
エミー・カノー/中川安奈 三枝未希/小高恵美 寺沢健一郎/豊原功補森村千晶/原田貴和子 藤尾猛彦/西岡徳馬 土橋竜三/小林昭二 真崎洋典/佐々木勝彦 新堂靖明/土屋嘉男 池畑益吉/上田耕一
●コジラ誕生の秘密が明らかに
 本来ならば、この年は、モスラ復活の第1弾『モスラVSバガン』が製作されるはずだった。しかし、やはりゴジラでなければ、という声が強く、その相手役は、観客アンケートでもっとも人気の高かったキングギドラが務めることになる。といっても、新キングギドラは、かつての宇宙怪獣ではなく、未来人の操作によって生まれた別怪獣という設定になっている。
 内容は、特撮・本編とも盛り沢山で、未来人に、アンドロイド、恐竜、メカキングギドラと、次々と新趣向が登場。それまで謎とされていた、ゴジラ誕生の秘密までが明かされ、話題となった。VSシリーズの中では、もっとも明るく、娯楽性の高い作品といっていいだろう。