ゴジラ映画全22作
14. ゴジラ対メカゴジラ
GODZILLA VS MACHAGODZILLA
(GODZILLA VS HTE BIONIC MONSTER)
1974年3月21日封切 上映時間1時間24分
 カラー・シネマスコープ ゴジラ誕生20周年記念映画 動員/133万人 ※東宝チャンピオンまつり
<スタッフ>
製作/田中友幸 監督/福田純 原作/関沢新一、福島正実 脚本/山浦弘靖、福田純 撮影/逢沢譲 美術/薩谷和夫 音楽/佐藤勝
[特殊技術]特技監督/中野昭慶 撮影/富岡素敬、山本武 美術/青木利郎、小村完光学撮影/宮西武史 合成/三瓶一信 光学作画/川名正 操演/小川昭二
<出演者>
清水敬介/大門正明 清水正彦/青山一也 金城冴子/田島令子 宮島秀人/平田昭彦 宮島郁子/松下ひろみ 和倉博士/小泉博 国頭天願/今福正雄
●コジラ生誕20周記念作品
 世の中は、オイルショックにあえいでいた時代だが、東宝特撮は前年の『日本沈没』の大ヒットによって、上昇気運が高まっていた。そんな中で製作された、ゴジラ誕生20周年記念作品『ゴジラ対メカゴジラ』は、久々にアダルトな雰囲気を取り戻した作品だった。キャストに、平田昭彦、小泉博といった、往年の顔ぶれをそろえたことからも、力の入れようがうかがえる。
 当時から、ゴジラ対ゴジラという構図は、ファン最大の夢であり、この作品では、初出現時のメカゴジラにゴジラの表皮をかぶせることによって、それを映像化している。
 また、沖縄を舞台にしたのも、ゴジラシリーズ初のことだった。