ゴジラ映画全22作
6. 怪獣大戦争
INVASION OF ASTRO-MONSTER(MONSTER ZERO)
1965年12月19日封切 上映時間1時間34分
カラー・東宝スコープ 動員/513万人
<スタッフ>
製作/田中友幸 監督/本多猪四郎 脚本/関沢新一 撮影/小泉一 美術/北猛夫 録音/小沼渡 照明/小島正七 音楽/伊福部昭
[特殊技術]特技監督/円谷英二 撮影/有川貞昌、富岡素敬 光学撮影/東野田幸雄、飯塚定雄 美術/渡辺明 照明/岸田九一郎 合成/向山宏 操演/中代文雄
<出演者>
富士一夫/宝田明 グレン/ニック・アダムス(声/納谷悟郎) 桜井博士/田崎潤 ハルノ/沢井桂子 波川女史/水野久美 鳥居哲男/久保明 統制官/土屋嘉男 社長/田武謙三 移動司令/田島義文 第一調査隊隊長/堤康久 第二調査隊隊戦長/桐野洋雄 世界教育社社員A/伊吹徹 世界教育社社員B/宇野晃司
●怪獣映画プラス超科学戦争
 東宝特撮はそれまでに、『地球防衛軍』『宇宙大戦争』といった超料学戦争映画も得意としていたが、その路線と怪獣映画を合体させたのが、この作品である。
 この映画では、地球人と]星人の科学戦争に重点がおかれており、怪獣はあくまでも道具として使われている。そのため、前作で圧倒的な破壊力を見せつけたキングギドラの影がいささか薄くなってしまったのは残念だが、人間ドラマの方では、]星統制官や波川女史等、印象に残るキャラクターを生み出している。伊福部昭の名曲「怪獣大戦争マーチ」がクライマックスを飾る。