ゴジラ映画全22作
4. モスラ対ゴジラ
GODZILLA VS THE THING
(GODZILLA VS MOTHRA)
1964年4月29日封切 上映時間1時間29分
カラー・東宝スコープ 動員/722万人
<スタッフ>
製作/田中友幸 監督/本多猪四郎 脚本/関沢新一 撮影/小泉一 美術/北猛夫 音楽/伊福部昭
[特殊技術]特技監督/円谷英二 撮影/有川貞昌、富岡素敬 美術/渡辺明
<出演者>
酒井市郎/宝田明 中西純子/星由里子 三浦博士/小泉博 中村二郎/藤木悠 熊山/田島義文 虎畑次郎/佐原健二 デスク/田崎瀾 対策本部長/藤田進 小美人/ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)長老/小杉義男
●東宝2大人気怪獣の闘い
 昭和30年代、東宝は、ゴジラだけではなく、ラドンやバラン、モゲラ、マンダといった怪獣たちを次々と創造していった。その中でも、雄大なスケールと華麗さで高い人気を得たのが、1961年、映画『モスラ』でデビューした巨大蛾怪獣モスラである。
 前作『キングコング対ゴジラ』が日米トップ怪獣同士の対戦なら、こちらは、東宝が生んだ、日本の2大人気怪獣の対決。闘いの様相にしても、前作が二足歩行怪獣同士による格闘だったのに対し、この作品では、立体的なゴジラ対平面的なモスラというように、異なる見せ方をしている。役割も、悪のゴジラに善のモスラというように、きっちりと色分けされているのが特徴だ。