ゴジラ映画全22作
3. キングコング対ゴジラ
KING KONG VS GODZILLA
1962年8月11日封切 上映時間1時間38分
カラー・東宝スコープ 動員/1255万人
<スタッフ>
製作/田中友幸 監督/本多猪四郎 脚本/関沢新一 撮影/小泉一美術/北猛夫、阿部輝明 録音/藤好昌生 照明/高島利雄 音楽/伊福部昭
[特殊技術]特技監督/円谷英二 撮影/有川貞昌、富岡素敬 光学撮影/幸隆生、真野田幸雄 美術/渡辺明 照明/岸田九一郎 合成/向山宏
<出演者>
桜井修/高島忠夫 桜井ふみ子/浜美枝 藤田一雄/佐原健二 古江金三郎/藤木悠 多湖部長/有島一郎 重沢博士/平田昭彦 東部方面隊総監/田崎潤 たみ江/若林映子 通訳コンノ/大村千吾 酋長/小杉義男 祈祷師/沢村いき雄 チキロの母/根岸明美 牧同博士/松村達雄 大貫博士/松本染升 大林/堺左千夫
●日米の大怪獣が激突
 戦後高度経済成長の真っ盛りであり、日本映画界の最盛期、さらに東宝創立30周年という、お祭り騒ぎの中で製作されたのが、この映画である。
 ゴジラシリーズとしては、初のカラー・シネマスコープ作品で、内容はコメディー・タッチ、7年ぶりに登場したゴジラもひたすら明るく、核の落とし子というイメージはどこにもない。しかも、アメリカから怪獣界の横綱キングコングを借りてきて闘わせてしまおうというのだから、いわば奉納相撲である。この作品は、ゴジラシリーズでは最高の動員数を記録している。